情熱を取り戻した。

ちょっと風邪が悪化して家にこもりきりだったので、リトルバスターズをずっとやってました。一年のブランクによってシナリオ重視系のシナリオの楽しみ方を忘れた俺にそれを思い出させてくれました。つまんないとか最初のさわりだけでアリスソフトに浮気してすいませんでした。。。
これで一年は耐えられそうです。

正直最初の鈴ルートは後の方でもう一回ENDがあるのでほとんど何も無く、次から各ヒロインのルート+本当のエンディングみたいな感じですね。

小毬は幼い頃仲良くしていたお兄さん(自信ない)が死に際に良かれと思って「いままでの事はゆめだったから悲しくないよ」的なことをいって死んだせいで、ものの死とか血を見るとトラウマが発動するみたいな話でした。頑張って何とかする主人公のくだりはそこそこの出来でした。

葉留佳はお母さんに婿が二人いてどっちともやったら双子の上にお互い精子が違うという形で、三枝と二木の子供として生まれます。父親と母親は割と名家である両家の因習から逃れるために、娘達に良かれと思って事件を起こすが、結果としてどちらの子供だかもわからなくしていたために、二人の子供は幼少時から争わされました。そこで葉留佳は淘汰されて呪いの子として虐げられ、その矛先を二木の方になった子に向けていて恨みに思っている状態になっています。
でこの状態を主人公が解決するわけですね。くだりは各ヒロインの中では良い方ですね。

美魚は小さい頃から友達も作らずにごっこ遊びをしていたら鏡の中にじぶんにそっくりな妹美鳥が発生して、唯一の友達になります。ちょっと大きくなったところで親が心配して医者に直してもらったら美鳥のことをわすれてしまったが、しばらくして詩を読んでその子のことを思い出します。そして再び幻想キャラが出てくる訳ですが、忘れた事を美魚は罪に思っていて孤独になりたいと望みます、美鳥は外の世界に出たいと望んだので、入れ替わるのが事件ですね。
どっちかっていうと美鳥のほうが好感が持てるので戻す主人公には共感できなかったw

唯湖はまぁ好きになったら唯湖が望んだんだか知りませんが、その日を永遠に繰り返すようになります。そして好きだった事を忘れるとそのループがとけるみたいな話でしたね。

ここまでのシナリオはもはや飾りですwここで本題になるリトルバスターズのシナリオになります。

個々のヒロインのシナリオでもわかるように主人公が生活している世界は異常な事が多い仕様になっています。これは実は修学旅行でクラスが交通事故にあって崖からバスごと落ち、真人と謙吾にかばわれた鈴と理樹以外は全員死んでしまうという既に起こってしまったことに対して、まだ二人にこの現実を受け止めて生きさせるにはあまりに弱すぎると恭介達が思って修学旅行までの永遠に繰り返す一学期の世界を作った事に起因しています。

恭介は鈴と理樹を一人前にするために試練をネコを使う事で与えたり、鈴を一人で交換留学生として出したりしますが
良かれと思って手段を選ばずに無理に推し進めてしまった結果、鈴はトラウマを背負い二人とも失敗に終わってしまいました。もちろん解決して世界を壊そうと思わなければ繰り返されるわけなので、何度かの繰り返しの中で理樹は現実に向かおうとします。
そして解決に向かうわけですが、理樹が強さを得て、理樹自ら恭介が中心だったリトルバスターズを自分中心作り直したところで、恭介達と夢の世界からお別れするシーンになります。このシーンがハイライトであり、一番泣けます。
あとはぶっちゃけヒグラシ的展開で主人公が奇跡を起こして既に起こってしまった交通事故で崖から落ちたクラスメイトを全員救っちゃいます。良かったね見たいな感じでした。

曲数は多めで45曲あり、ボーカル曲も6曲ぐらいありましたね。印象に残る音楽はlittle bustersぐらいですが、案外音の入りは上手いものがあって、いいなーというところは多々ありました。
絵はそんなに酷い絵は見当たりませんでした。システムも不便なところは無かったですね。
声優が割りと上手くやっていた気がします。

総合点としては4ぐらいですかね。refrainが無ければ凡作になってしまう作品です。

今日のお勧め:little busters!
ritaさんの曲です。終わった後に歌詞を読んでみると少し思うものも出てくると思いますね。シナリオを書く上にこんな歌詞と曲が作れる麻枝 准は凄いなと感じざるおえません。

Little Busters!

Little Busters!